ようこそ、「LbE コミュニティ(八月号)」へ
このオンラインコミュニティは、教職員が
持続可能な開発のための教育(ESD) を伝える方法を学びあう
協奏・協働の場です
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7月セミナー「Hawaii 版 SDGsであるAloha + Challenge編」総括
先月のセミナーにおいては、ハワイ州の設定した独自のSDGsである「アロハプラスチャレンジ」について紹介をさせて頂きました。アロハプラスチャレンジとは国連の提唱する持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)を基準にして、「持続可能なハワイ州」実現に向けた6つの目標のことを指します。話し合いの中でも、地域に根ざしたSDGsを立てたからそれだけで価値あるものとみなすのではなく、その地域に根ざした目標設定が「誰が主体者として作って」「誰のための」目標であるかを見つめ今回集まった参加者の方々は自分のコミュニティにおいて自分が出来ることを模索している方、既に実行されている方、具体的なハワイの政策からアイデアを得て実行に移したいと思われている方、実に様々な背景を持っていらっしゃる方でした。それぞれが抱える、地球のため、未来を担う子供たちのために今何かアクションを起こしたい!という想いに圧倒され、感動した一時間半でした。
参加してくださいました先生方には心より御礼申し上げます。
毎回のセミナーは録画しており、コミュニティメンバーの先生で共有出来るようにしております。このセミナーの開催や録画動画が持続可能な社会作りの担い手を育む教育の実現に寄与できれば幸いです。
今回は8月特別セミナーとして、SDGsに興味のある方なら年齢を問わずに参加できる特別セミナーを催行します。日本より現在のハワイへオンライン留学。バーチャルツアーに参加することによって、ハワイに根付く古代ハワイアンの知恵とハワイ版SDGsであるアロハプラスチャレンジを学んでみませんか?8月末の最後の週末を利用して、日本全国の皆さんとサステナビリティについて考える2日間を送りましょう。セミナー参加費の一部はセミナー支援団体への寄付に利用させて頂きます。
セミナー参加に関し、不安な点がある場合はお気軽にご相談くださいませ。
▼8月特別セミナー「ハワイに学ぶSDGs オンライン留学」編
・日時:2021年8月28 - 29日(土 - 日)9:00 - 10:45
・会場:オンライン(Zoom利用)
・参加申し込みはPeatrixへ(チケットの購入が必要です)
・サステナビリティ、SDGs、ハワイに興味のある方なら、どなたでも(親子でも)ご参加いただけます
・日程が合わない方でも、参加ご登録いただくと、後日録画を視聴可能です。
▼こんな方におすすめです
・夏休みの最後にオンライン留学がどんなものかを体験してみたい
・ハワイの州としてのサステナビリティに関する取り組み、先行事例について学びたい
・自治体や関連団体として地域で持続可能な社会、コミュニティ作りに取り組んでいる
8月特別セミナーのご案内
「ハワイに学ぶSDGs オンライン留学 」編
Think about it...
Quality of Life (QOL)? Mindfulness?
最近異様に増えてきたカタカナ英語に困惑する皆様へ
生活の質、マインドフルネスであること…
最近よく耳にするかもしれないこの言葉達は、いわゆる個々の価値観に左右されがちなものです。自分が同じ家庭内で育った自分の兄弟と趣味が全く異なるのと同じで、人が「あぁ、幸せだなぁ」とホッとしたり、癒しを覚える対象は必ずしも誰かと同じとは限りません。私個人は道端を歩いている幸せそうな犬の姿を見る度に、幸せを感じるのですが、皆さんもそうですか?きっとこれを読んでくださっている方の中にも熱心なネコ派がいらっしゃいますよね(きっと…)
このような文化的な価値観はいわゆる数値では測れないもの。
国連の提唱するSDGs、そしてハワイのSDGsであるアロハプラスチャレンジ。
これらはいわゆる達成することを目指す目標なので、どうしても数値化(可視化)されてしまっています。数値化されているから誰にも共通して目標意識が持ちやすいし、プロジェクトの進行具合もわかりやすいのだというメリットもある一方で、数値だけに注目がいき、数値で測れないようなもの(文化的価値観、伝統など)にはどうしても注目がされないというデメリットもあります。
現在、世界で、また特に日本で、SDGsに関する広告やムーブメントが急増しています。しかし実際、SDGsを守ること、各目標を達成することのみに焦点が置かれすぎているような気がします。サステナビリティに関する指標や評価基準はSDGsだけではありません。ブータンが発祥とされるGNH(国民総幸福量)や幸福感を一つの価値基準として作られている世界幸福度ランキング、など。SDGsを完全なる目標と捉えず、その目標に見逃されているものはないか自分達や身の回りに注意の意識を向けることも同じくらい大切なのではないのでしょうか。
ハワイの提供する "Malama Hawaii"とは
このパンデミック以降ずっと日本・ハワイ間での渡航が冷え切っていましたが、先月、ついにハワイに修学旅行第一弾がやってきました!この学校は日本帰国後に発生する自主隔離期間を夏休みに持ってくることで、ハワイでの研修を全て生徒の夏休み期間に終えるよう配慮をしていました。2020年2月ぶりに日本の高校生に会うことが出来た私達は、久々に目にする日本の高校生のエネルギーにとても良い刺激をもらうこととなりました。
また、修学旅行のみならず、今後のハワイ州観光局では「奉仕活動」体験に付加価値を付けてアピールするマラマ・ハワイというプロジェクトを企画していることを発表。このプロジェクトは、簡単に言うとハワイのNPOでのボランティア活動に参加すると、代わりにホテルの宿泊代金(一泊分)が無料になるといった補助を州から得られるというもの。コミュニティを知る体験活動をして、より深くハワイの伝統的な価値観を、身を持って知る機会が提供出来ると言う歓迎派と、コミュニティに奉仕する活動の形骸化を懸念する声も上がってきているのが現状です。
@lbe.hawaii をフォローしてハワイでどんなことが起きているか
チェックしてみてください(生徒にも良ければオススメ下さい!)
SDGs
Lesson Plan
Local Food Production & Consumption
日本でもよく耳にする地産地消。
この授業案はSDGs12「つくる責任・つかう責任」を
テーマに、学習者に消費者としての責任ある行動を振り返る機会を提供します。
授業全体の目玉は何といっても「ハワイのファーマーズマーケットを日本人が訪れ、持続可能な社会のため自分は何に取り組んでいるかを英語で紹介するLbEオリジナル動画」(日本語の字幕もついています)
こちらの動画は英語の授業の教材のみならず、国際理解の話のキッカケにも利用していただけたらと思います。
レッスンプラン(ダウンロード可能)
私たちと一緒にこのオンラインコミュニティを盛り上げていきませんか?
Meet the Team!
Yuko Maruo
Director of Education
早稲田大学教育学部を卒業後、中高一貫校で10年間社会科教員を勤める。専門教科は中学社会、高校地理歴史(世界史)。教員時代は勤務校のユネスコスクール化、SGH化に尽力。JICA教師海外研修参加(2015)以後、開発教育の教材開発も楽しむ。2017年にハワイに移住し、ハワイパシフィック大学でグローバルリーダーシップと持続可能な開発の修士号を取得。好きな言葉は "Think globally, act locally." LbEコミュニティの運営責任者。
Mark Etscheit
Director of Sustainability
ドイツのデュッセルドルフ出身。2009年に
ハワイに移住し、ハワイパシフィック大学で
国際経営学と持続可能な開発、グローバルリーダーシップの学位を取得。LbEコミュニティの良きアドバイザー。
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