ようこそ、「LbE コミュニティ(十月号)」へ
このオンラインコミュニティは、教職員が
持続可能な開発のための教育(ESD) を伝える方法を学びあう
協奏・協働の場です
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ハワイの農園エコツアー 総括
先月のESDワークショップでは、ハワイに息づく「自然との共生」に対する眼差しを、ハワイの神話を交えて紹介させて頂きました。今回のバーチャルツアーではハワイはカイルアにあるタロ芋農園を訪ねました。ハワイで古来より愛され親しまれているタロ芋。タロ芋を潰して作ったポイはハワイ在住者のソウルフードともいわれています。そんなタロ芋産業を守ることは、単なる食を守るのみならず、ハワイの伝統文化を守り郷土への理解や愛を育むことになること。また、外界との接触以降廃れていってしまったタロ芋産業は日本の米産業に通じるものも多いこと。ゲストスピーカーである広島三角島にある日本酒企業ナオライの三宅社長のお話の中でも、農業ではない「農」というコンセプトが学べ、自然を慈しむソーシャルビジネスの新たな形など、とても学びの多いプログラムとなりました。
参加してくださいました先生方には心より御礼申し上げます。
毎回のセミナーは録画しており、コミュニティメンバーの先生で共有出来るようにしております。このセミナーの開催や録画動画が持続可能な社会作りの担い手を育む教育の実現に寄与できれば幸いです。
10月のESDワークショップも引き続き、SDGsに興味のある方なら年齢を問わずに参加できる特別セミナーを催行します。日本より現在のハワイへオンライン留学。バーチャルツアーに参加することによって、ハワイが目指すサステナブルなコミュニティの姿、その一つの形とされる「シェアリング・エコノミー」について学んでみませんか?10月末の最後の週末を利用して、日本全国の皆さんとサステナビリティについて考え、意見交換する時間を持ちましょう。セミナー参加費の一部はセミナー支援団体への寄付に利用させて頂きます(教職員は参加無料です)
セミナー参加に関し、不安な点がある場合はお気軽にご相談くださいませ。
▼10月特別セミナー「ハワイに学ぶSDGs オンライン留学」シェアリング・エコノミー編
・日時:2021年10月31日(日)10:00 - 11:45
・会場:オンライン(Zoom利用)
・参加証とESDワークシート付き
・詳細はPeatixイベントページ
・お申し込みは以下のSENSEI PORTAL(教職員の申し込みに限る)かPeatix(一般の方)へ
・サステナビリティ、SDGs、ハワイに興味のある方なら、どなたでも(親子でも)ご参加いただけます
・日程が合わない方でも、参加ご登録いただくと、後日録画を視聴可能です。
▼こんな方におすすめです
・オンライン留学がどんなものかを体験してみたい
・ハワイの州としてのサステナビリティに関する取り組み、先行事例について学びたい
・自治体や関連団体として地域で持続可能な社会、コミュニティ作りに取り組んでいる
十月特別セミナーのご案内
「ハワイに学ぶSDGs シェアリング・エコノミー 」編
Think about it...
「公益」Public goodとは
サステナビリティを考えるとき、誰がその便益を享受するかを考えることはとても大切とされます。公共政策の実施にも、利害関係を示すステークスホルダーの明確化は必ずと言って良いほど求められるものです。
しかし、公益、簡単にいうと社会にベネフィットをもたらすものは周囲の人に理解をしてもらうのが難しいコンセプトだったりします。なぜなら、人が育った環境や文化・宗教を含んだバックグラウンドは必ずと言っていいほど異なるから。また、通貨のような金銭的な共通尺度で数えたり価値付けすることが出来ないのも、「公益」が社会で見逃されやすい理由でもあると考えられます。
ただ、大切なのは、絶対的な「公益」の定義は存在しないことを知っておくこと。例えば公共政策でも、全ての人に歓迎されるような、全ての人を幸せに出来る絶対的な政策は存在しないと考えられています。そんな中、これからのリーダーを育てる教育者の身分としては、問題に対しての「その時の最良の答え」を子供たちが自分で選び、さらにより「良い答え」を導き出せるよう思考を続けるように鼓舞することだと考えます。
考えることをやめたらそこで終わり…そのような言葉があったように、常に良いものを求めて、複雑な地球課題にも取り組む意識を持っていたいなと思います。
ハワイ州が特別に定めた
Safe Travel Program
今週行われた州知事のアナウンスメントでは、ホノルルマラソンの開催可能性や一日の新規感染者が100人を下回った場合の規制緩和案などが示唆されました。しかし依然としてSafe Travel Restrictionsは継続されるようで、予防接種を受けていない観光客へのワクチン接種証明などの規制はしばらく続きそうです。
日本が大好きなハワイ在住者も日本入国時に自己隔離や目的に応じたビザなど書類のやり取りが多数あるため、気軽に日本を尋ねることが出来なくなってしまったと嘆いているようです。2021年もあと数ヶ月で終わりですが、2022年は一体どんな年になるのでしょうか?
@lbe.hawaii をフォローしてハワイでどんなことが起きているか
チェックしてみてください(生徒にも良ければオススメ下さい!)
SDGs
Activity
Let's create a SDGs cluster!
クラスターとは、ウェブマッピングとも呼ばれ、一つの情報から蜘蛛の巣のように様々な情報の繋がりを認識できる図のことです。
二種類あるクラスターのうち、出来るだけたくさんの語句を羅列するものはアイデアを出し合うブレインストーミングに利用されることが多いとされます。
一方で、カテゴリー別や順序別など、より構造化したクラスターは、今回のアクティビティのように、生徒の学びのアウトプットにも利用できます。
今回は生徒が自身の興味あるSDGsを選び、それに関しての調べ学習を行なった上で教員主導で案内するクラスター制作アクティビティになります。
レッスンプラン(ダウンロード可能)
私たちと一緒にこのオンラインコミュニティを盛り上げていきませんか?
Meet the Team!
Yuko Maruo
Director of Education
早稲田大学教育学部を卒業後、中高一貫校で10年間社会科教員を勤める。専門教科は中学社会、高校地理歴史(世界史)。教員時代は勤務校のユネスコスクール化、SGH化に尽力。JICA教師海外研修参加(2015)以後、開発教育の教材開発も楽しむ。2017年にハワイに移住し、ハワイパシフィック大学でグローバルリーダーシップと持続可能な開発の修士号を取得。好きな言葉は "Think globally, act locally." LbEコミュニティの運営責任者。
Mark Etscheit
Director of Sustainability
ドイツのデュッセルドルフ出身。2009年に
ハワイに移住し、ハワイパシフィック大学で
国際経営学と持続可能な開発、グローバルリーダーシップの学位を取得。LbEコミュニティの良きアドバイザー。
現在、新規メンバーとしてLbEコミュニティに登録してくださる教職員の方々を募集中です。