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ようこそ、「LbE コミュニティ(六月号)」へ

このオンラインコミュニティは、教職員が

持続可能な開発のための教育(ESD) を伝える方法を学びあう

協奏・協働の場です

Keyboard and Mouse

​5月セミナー「ESDカレンダー編」総括

 先月のセミナーではESDの年間計画表とも呼ばれるESDカレンダーの紹介を行いました。

「ユネスコスクール認定されているもののどこから始めたら良いか分からない」「ESDを担当する部署が定まっていないから誰がリーダーシップを取るか分からない」「ESDを学校全体で普及させたいのに学校教員自体がESDの価値を語れない」実際に学校の先生と話す度、学校経営のうちESDに関する悩みを多く耳にしてきました。どうしても校内で孤立しがちなESD普及活動を「見える化」することの大切さ。学校全体の数年先のESD活動を見通すのは難しいかもしれませんが、教科をベースとして年間計画からESDを拾い上げるのは思っている程難しいものではありません。そうすることによってESDへの固定観念、例えば、「何か新しいことを始めないといけない」「何か、学校として核となる目玉を立てないといけない」といったプレッシャーが少なくなるかもしれません。

毎回のセミナーは録画しており、コミュニティメンバーの先生で共有出来るようにしております。録画動画が持続可能な社会作りの担い手を育む教育の実現に寄与できれば幸いです。

 

 

 

 このパンデミック以前より、研修旅行にも「探究型学習」の要素を盛り込む学校がとても増えてきました。研修旅行を一方的な学びに終わらせないよう、実際多くの先生が苦労されています。特に、新しく現れた「探究」…この言葉を耳にするだけで何故かドキッとする先生方も多いのではないでしょうか。

 六月のセミナーではハワイに舞台を置くLbE Hawaiiがどのような探究型プログラムを実施しているか、実際にプログラム利用者の声を盛り込みながらご紹介します。研修旅行を単なる集団行動に終わらせずフィールドワーク化する工夫、ハワイを舞台とした探究型学習のデザイン例、オンラインを活用した探究のアウトプット法など、探究学習に興味関心のある先生方のご参加をお待ちしております。不安な点はどうぞお問い合わせ下さい。

 

▼六月セミナー「Hawaiiを舞台とした探究学習」編

・日時:2021年6月13日(日)15:00 - 16:30

・会場:オンライン(Zoom利用)

・参加費:無料

・対象者:教職員・教員を志望する学生・ESD普及に興味のある方なら誰でも

​・定員:15名

▼こんな方におすすめです

・どんな風に探究学習に取り組んでいくかを迷っている

・探究学習 x ESDの先行事例について学びたい

ESDとはそもそも何か?何故ESDを普及させるべきなのか?他者に上手く説明出来るようになりたい

​六月セミナーのご案内

​「Hawaiiを舞台とした探究学習」編

​ハワイのコロナと教育事情

 五月が走るように過ぎ去り、夏休みの話題なども挙がるようになりました。ハワイの学校は五月末でいち早く夏休みに突入し、先週あたりより街中に多くの観光客を見かけるようになりました。特にアメリカ本土よりやってきた観光客が多く、レンタカーは数ヶ月待ち、駐車場も見つけるのに苦労するような、どこに行っても大混雑な状態のハワイです。
 一方で教育熱心な親がこぞって話題にするのが夏休みの過ごし方。夏休み中は子供に色んな体験をさせるチャンスでもあります。学校が実施するのが「サマースクール」で、これはSTEAM教育や英語の補習など学校によってプログラムは様々ですがお勉強させるのがメイン。州の提供する子供の預かり保育的な立ち位置なのが「サマーファン」…公園に子供を集めて大学生のボランティアと共に半日色んなアクティビティを実施します。公立の学校にプールの授業が無いハワイ。このサマーファンでは泳ぎを教えてくれるので、プールのある公園には毎年申し込みが殺到します。そして、さすが環境意識の高いハワイ、環境保護団体(NPO)や動物園、水族館や博物館などに一週間通い詰めてサステナビリティについて学ぶサマープログラムなども開催されます。こちらも非常に人気で、プログラムの内容が充実したものであればあるほど直ぐに満員になり申し込み締め切りとなります。
​ 一方で高校生くらいの年齢になると、将来のキャリアと繋がって来るので、州政府からの資金援助によって実施されるサマープログラムなんてものも存在します。団体にもよりますが、一定期間ある環境保護団体(NPO)での学習プログラムを受講するだけでお金が貰える、なんてことも。未来のエコを担うリーダーを輩出する仕組みはこんなとことにも存在しているのだなと痛感します。
  • Instagram

@lbe.hawaii をフォローしてハワイでどんなことが起きているか

チェックしてみてください(生徒にも良ければオススメ下さい!)

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Lesson Plan

​地産地消活動について

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SDGs

Activity List

SDGs

Anticipation Guides

Anticipateとは「予想する」という意味のこと。19世紀のHeadとReadenceにより確立された方法を活用して、SDGsに関する学習の一番最初の導入部分に利用出来るアクティビティを紹介します。

SDGsに関する事前知識は生徒によって大きく異なるのが実情です。実際の知識のインプットに入る前に生徒の意識を呼び起こすこの活動を行うことにより、生徒間の発話を活性化し、次の学習活動への良いステップとするのが目的です。

In the Classroom

レッスンプラン(ダウンロード可能)

私たちと一緒にこのオンラインコミュニティを盛り上げていきませんか?

Meet the Team!

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Yuko Maruo

Director of Education

早稲田大学教育学部を卒業後、中高一貫校で10年間社会科教員を勤める。専門教科は中学社会、高校地理歴史(世界史)。教員時代は勤務校のユネスコスクール化、SGH化に尽力。JICA教師海外研修参加(2015)以後、開発教育の教材開発も楽しむ。2017年にハワイに移住し、ハワイパシフィック大学でグローバルリーダーシップと持続可能な開発の修士号を取得。好きな言葉は "Think globally, act locally." LbEコミュニティの運営責任者。

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Mark Etscheit

Director of Sustainability

ドイツのデュッセルドルフ出身。2009年に

ハワイに移住し、ハワイパシフィック大学で

国際経営学と持続可能な開発、グローバルリーダーシップの学位を取得。LbEコミュニティの良きアドバイザー。

​現在、新規メンバーとしてLbEコミュニティに登録してくださる教職員の方々を募集中です。

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Tropical Leaves

What's new in Hawai'i?

​サステナビリティの宝庫ハワイ

LbE Hawaiiのプログラム参加者へ向けたメッセージ

 Hawaiiではあっという間にワクチンの接種が行き渡り、この週末からは市内各地でワクチンの無料接種ブースが出現。各ショッピングモールには予約不要でフラッと立ち寄ることが出来るワクチンブースも有り、気軽にワクチンが接種出来る環境が整っています。現在公式に発表はされていませんが、観光客で有効なVisaが有ればワクチンを接種することが出来るようになるそうです。この考え方は俗にいう「医療ツーリズム」にも関連していて、医療を受けることを目的としたハワイへの渡航も今後増えてくるだろうと見込まれているそう。

 一方、これにはさすがに賛否両論あり、反対の声も多く聞かれます。「ワクチンを武器に多くの人を集めるのは、無責任な集客方法ではないか」「これは逆に島に住む島民を更なるリスクに晒すことになるのではないか」そもそもハワイが州として目指しているResponsible Tourism(責任あるツーリズム)とは実際どのような状況を指すのか。メディアなどでの各々の発言が見逃せないのが現状です。

 サステナビリティの宝庫ハワイはESDやSDGs、持続可能なコミュニティ作りなど、授業の素材がたくさんあります。しかし、まだ日本からハワイへの集団での渡航がままならない中、団体旅行の実現にはまだまだ時間がかかりそうです。一方、オンラインでハワイを訪れるバーチャルプログラムも多くのお問い合わせを受けています。”Sustainable Hawaii"と題し、街中で目にするサステナビリティへの取り組みに関する紹介やディスカッションを行うプログラムはその中でも人気のプログラムです。

 LbE Hawaiiでは、SDGsやESDをテーマとした講義、ハワイのSDGsの紹介を兼ねたハワイバーチャルツアー、真珠湾をオンラインで訪ねる平和学習、ハワイの学生と日本の中高生を繋いでディスカッションなどを行う国際理解・英語イマージョン機会など幅広いトピックでのオンライン教育を提供しております。お気軽にお問い合わせ下さい。

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